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冬の足音を知らせる風 1年生 国語科 漢字「木がらし」と「木こり」の読みの違い(10月30日)

 先週の台風一過とは、異なり、肌寒い週の初めとなった30日(月)。漢字指導と物語の読解を併せて、「木」の読みの区別を学習した1年生。まず、「『木こりのふうふ』は、どのように読みますか。」という問いに、「きこりのふうふです」と児童全員が元気よく答えました。次に、「では、木に生るみを何と言いますか」と聞くと、「きのみです。」と答えが聞こえてきました。ところが、辞書引きをさせると、「先生、木の実は『このみ』とも読むみたいです。」と気づく児童が出てきました。これに影響を受けて、「木の間で、『このま』ともあります。」「木枯らしって風もあるんだね。」と児童の気づきが続いて出てきました。木の読み方である、「こ」は古い読み方の名残りであることを説明した上で、「木がらし」が正に、今日吹いて冬の訪れを告げるかもしれないことを児童へ話しました。その後の授業で、体育館へ移動する最中に「寒い、これが木枯らしかな。」と落ち葉が舞う様子を見て児童がぽつりとつぶやいた姿が印象的でした。