教育実習生が行なう、算数科の公開授業を週末に控えている1年生の教室。児童は、昨日のおさらいとして、問題の数量を均等に分けて、一人当たりの数を求めるには、どのような式になるかを考える問題に挑戦しました。「先生、この問題、うちの(デジタル表記の)時計みたいです。」とブロックで表した、問題に注目した児童の感想から始まった本時。
「私は、3個ずつ数えたので、3+3+3+3=12となります。」と答えた児童がいる中で、
「だったら、6個ずつの固まりが2つだよね。6+6=12になります。」と考えを続ける児童もいました。
児童の考えの中で、「○個ずつ」「〇個の固まり」という考え方が身につきつつあります。中でも、3個ずつの固まりの向きを変えつつ、長方形にして、6個にまとめた児童もいました。児童の柔軟な考え方を生かしつつ、今後の学習、特に、3学期に指導を始める「掛け算」の内容につなげていきたいと思います。