暁星国際学園寄宿舎

Domitory Life

寄宿舎 ? キリスト教的愛に基づく共同体

心が育つ時期を応援する寮生活

生徒たちは寮に来て始めて親のありがたさを知ります。親に対して感謝の気持ちがおこり、大切にしたいという気持ちが強くなります。親も子どもを手放してみて、真剣に親子関係を考え始めます。

生まれてから「あって当然」だと思っていたものから離れてみて自立が始まります。自分のことは自分でする、という当たり前のことをするようになって自分を知り、他人を知ることができるようになります。

寮生活を通して、我慢を知り、自制心を養い、そして他人のために役立つことをする喜びを学びます。寮生活を共にした仲間は一生の財産です。お互いに長所や欠点を知り尽くしていて、何の気兼ねもなく付き合えるのです。みなさんも是非、暁星国際学園で生活しませんか。

協調性と、自主性と。

暁星国際学園には男子寮、女子寮が完備されています。そこには、大多数の生徒が寮に暮らしています。友達と24時間いつでも一緒の生活です。家庭だと子供を大事にするあまり、わがままを許してしまうこともあるでしょう。しかし共同生活では、自己中心的な考え方は通りません。

自分の悪い点は協調し克服していかざるを得ず、自然に社会性や協調性が身につきます。また、親元を離れることで、自分で考え行動する、自主性や積極性も培われます。

心も体もすこやかに。

生活のうえで、最も大切なのは健康です。心も身体も健康であってほしい。

そのために学園では、早寝・早起きの規律ある生活習慣をつくるとともに、人に会ったら明るく挨拶をする、といったマナー教育にも心を配っています。また、キリスト教に基づく道徳観、倫理観の涵養にも努めています。

優しく思いやりがあり、礼儀正しくふるまえる。そんな豊かな魅力を備えた人材を、私たちは社会に巣立たせたいと願っています。

“一生の友”との出会い。

暁星国際のOBたちは、卒業して何年経っても、誰かが困ったときは助け合う、というような、あつい友情でむすばれている者が多くいます。3年、6年と、寝食をともにした友との絆は格別の深さがあるのです。

暁星国際の寮はいわばひとつの大家族。ここに暮らせばあなたにも、きっと人生の宝物となる“一生の友”と出会えるはずです。

基本理念「愛と奉仕」

質の高い教養を身につける環境づくり

  1. 世界の著名な画家、モネ、ダヴィンチ、ゴッホ、ルノワール、フェルメール、ドガ、シャガール等、一人の作品を15枚取り上げ、それぞれ額に入れ寮内に飾り、それを定期的に差し替え、名画に身近に接する環境をつくっている。
  2. 毎月、歳時記を寮生に配布し、日本の風習、伝統文化、行事を伝えている。またマナー、身だしなみ等の心得を配布している。
  3. 生きる基礎となるテーマを掲げ、環境作りに努めている。テーマを掲げる事は「自立心の向上・育成」

人間形成 自学自習 自立心の向上

生き方の基軸の確立

人生をどう生きるか、自分の幸せを願って生きるもよし、人に尽くして生きるもさらに良し人生の目標を定め、生き方の基軸を確立し、自分で決めたその目標達成のために生きると決意した時、生涯貫き通す強いエネルギーが生まれる。

行動の基準の確立

日々の生活の中、自分で定める行動の原点、約束を守る、時間を守る、嘘をつかない、人に迷惑をかけない、清潔な人、我慢強い人、努力の人、忍耐強い人、一つ二つと心に決めた事を実行しようと努力する、そのこだわりが人間形成に大切。

思いやりのある心

親を思い、友人を思い、人を思う慈愛と奉仕の精神を育む。捧げ尽くす愛

よい趣味を持つこと

よい趣味を持つことは、人生を豊かにし、質の高い友達と交じ合える。

価値ある人生 生きる意味

この世に生を受け、生きてきた証を、人の心の中に生き続けよう。この世に生きてきた足跡を残したい、さらに社会に奉仕する精神。その生き方、考え方が、生きるエネルギーとなる。

各寮生へのテーマ、メッセージ

テーマを額に入れ、寮内に掲げています。

聖トマス寮
男子中・高生

人生の基軸を決め、よい決断力を養う環境づくり

聖トマス寮は、人生の基礎、規律と道徳心を身に修め人格を磨き、感謝の心と友情を育てる寮です。

聖ドミニコ・ヨゼフ寮
男子中学生・アストラ生

人生の生き方の基礎づくり
心構え、心得を育む環境づくり

聖ドミニコ・ヨゼフ寮は、人生の基礎、規律と道徳心を身に修め、人格を磨き、感謝の心と友情を育てる寮です。

レジナ・ムンディ寮
女子中・高生

慈愛の精神、思いやりの心
常に美意識を持って優雅に生きる環境づくり

レジナ・ムンディ寮は人生の基礎、規律と道徳心を身に修め、感謝の心と友情を育てる寮です。

寮生の声

寮生活は「自分から進んで」がモットーです。父が勧めてくれました。寮生活が自分でちゃんと出来るか、友達が出来るか心配だったのですが、すぐに出来てよかったです。英語についていけるかも心配でしたが大丈夫です。ESLや理科が面白いし数学も好きです。

中学男子寮生

全国のいろんな友達ができて楽しい。寮生活をしたいと思いました。友達が一杯いて支えられて、支えてあげられるから自分も強くなると思います。短期間で信頼できる人ができました。一人で考えても分からないことが多かったのですが、先輩や皆で話をすると見えて嬉しいです。自習は毎日5時間くらいしています。

高校女子寮生

寮生のための特別講話

寮生のために本学園の田中評議員による講話「生きる力 パート2」が行われました。ここで寮生の感想をご紹介します。

 私は、今までに田中社長の話を何度か聞きましたが、今回話していただいた内容は特にすばらしかったです。
 例えば、「自分を宣伝してくれるのは、自分である」や「将来像を描き、それに向かい奮闘する」等が私の新しい発見となりました。社長とお話しをする度に、私は「新しい発見」をします。それと同時に、まだまだ自分自身が未熟である事を実感します。
 先日の講話を終えてから、私は自分自身を見つめ直してみました。私は、朝に弱く、度々、朝の点呼に遅れ、舎監の先生方に迷惑をかけてしまいます。しかし、いつも私は、言い訳をし、自分のした事を理解しようとしませんでした。なぜなら、私は自分自身に甘えているからです。
 したがって、その甘えを直すことこそが自分を変える鍵になると私は考えます。そうすることにより、多方面に影響が出てきます。ですから、私は日々、この「甘え」を解消しています。
 田中社長、私にまた「新しい発見」をさせてください。また、このまだまだ未熟な私を真っ赤な林檎のように育て上げてください。

 

私は、田中評議員さんのお話しを聞いて、よかったと思います。このような機会でお話しを聞くのも三度目になります。人生の成功者としての田中評議員のお話しは今回もしっかりと聞いておりました。田中評議員が暁星国際学園にいらっしゃることを誇りに思います。田中評議員の辛いお話しを聞いて、私は日本人としてもっと前へ進まなければならないと思いました。未来予想図ではないけれど、人生の生き方をほんのちょっと学べた気がします。大変お忙しいところを来て下さって本当に感謝しております。ありがとうございました。

 

 田中さんの講話を聞いて改めて自分の生き方を考え直した。
 人は小さいころ、よく医者をやりたいとか、科学者になりたいと言っているけれど、最後に本当に医者や科学者になった人はほんのわずかにすぎない。だからどんなに広大な夢を持っていても、実践してやらなければ、意味は無いことを最初に考えた。
 次には、人はどうやって生き方を決めるかを考えた。 ぼくの小学校では、よく前日に社長になるって言ってる人が、突然パイロットになると言って、明後日になるとコックになると言っている人が少なくはない。こういう人はまだ、自分の夢、生き方を決めていないからそうなんだ。それで、自分の生き方を決めるためには、いろいろ試していかなければならない。
 人は社会に入ってから自分の夢のために頑張って、でも最終的に夢と大きく違ってる職に就く人も少なくは無い。これらの人たちはほとんどは周りからの人の非難に耐えきれなかったからだ。 成功者はみんな、周りの非難と色々な試練を耐えきったから成功者である。しかし、耐えきったと言っても必ずしも成功者になれるとは限らない。それは、その人にはその生き方が合っていないからだ。だから、非難も時々非難ではなく勧告として受け止めるべきだ。だから、人々はいろいろな実践をして、最終的に自分にふさわしい生き方を見つけて、それを貫くというのだ。
 人は必ず自分の生き方と夢を持ち、それを人生の最後まで貫く人こそが成功者といえるのだろうということだ。

 

寮生と通学生の割合

概ね男子は8割が、女子は5割が寮生です。

入寮 通学 入寮 通学
男子 男子 女子 女子
中学 60名 23名 20名 30名
高校 162名 19名 50名 36名
合計 222名 42名 70名 66名