全校遠足
4月30日に全校遠足で千葉県富津市の富津海岸へ潮干狩りに行きました。学年やコースの垣根を越えて、1年生~6年生の縦割り班に分かれて行動しました。上級生が下級生の荷物を気にかけたり、着替えや靴を履くのを手伝ったり、「こっちに貝がたくさんあったよ!」と声をかけたり…、日頃の縦のつながりが自然と発揮されていました。「今日は家族のためにいっぱい貝をとって帰るんだ!」と、子どもたちは夢中になって貝を探し、アサリやハマグリ、小さなカニなどを見つけては歓声を上げていました。「お味噌汁にしたよ」「パスタに入れたよ」と、後日おうちでの様子を嬉しそうに話してくれる児童もいました。普段は学校給食をいただいていますが、この日は自宅から持参したお弁当を縦割り班ごとにシートを広げて楽しみました。自然の中でのびのびと、異学年で関わりながら助け合い、思いやりの心を育むことができた一日となりました。





5年生林間学校
5月16日~17日、5年生は千葉市少年自然の家へ1泊2日の林間学校に行きました。レギュラーコースとインタナショナルコース混合の班を編成し、日頃は異なるクラスで学ぶ仲間と協力しながら活動しました。
千葉市少年自然の家に到着後、ネイチャーオリエンテーリングを行い、その後、かまどで米粉ぐるぐる棒巻きパンを焼き、体育館でウォールクライミング・ロープクライミングを行いました。ロープクライミングは、挑戦するクライマーだけでなく、ロープを操作して安全を確保するビレイヤーや、周囲で支えるサポート役など、全員がそれぞれの役割を果たすことが求められる活動です。子どもたちは、仲間のハーネス装着を自ら率先して手伝ったり、「手は右に!」「次は足をこっちに!」と的確なアドバイスを送ったり、「もう少し!頑張れ!」と励ましの声をかけ合ったりしながら、互いの安全と成功のために協力していました。こうした体験を通して、誰かのために動くこと・チームで達成する喜びを、身をもって感じることができたようです。
夜は、全員で輪になってキャンプファイヤーを行い、歌やダンスを通して心をひとつにしました。揺れる炎を静かに見つめながら、「この時間が終わってほしくない…」「炎が消えてほしくない…」とつぶやく声もあり、涙を流す児童もいました。誰からともなく「学園歌を歌いたい」と声があがり、アカペラで歌った学園歌。仲間と心をひとつにしたその瞬間は、かけがえのないひとときとなりました。宿泊はログハウスでの寝袋体験。広い室内にもかかわらず、「一緒に寝よう」と声をかけ合い、自然と互いのそばに寝袋を並べていました。
2日目は、あいにくの雨のため予定されていたザリガニ釣りが中止となりましたが、その代わりに施設内の展示を使った「展示室ビンゴ」を行い、最後まで充実したプログラムを楽しむことができました。





この春の体験は、仲間との協力、そして自然との触れ合い、すべてが貴重な学びとなりました。今後の学校生活でも、今回の経験が子どもたちの人間関係や学びの姿勢に良い影響を与えてくれることを期待しています。