23日(月)、3・4年生は田植えをしました。
社会科の「地産地消」学習の一環としておこなわれた、初めての校外学習です。
君津市の田んぼをお借りするに当たって、「君津市認定農業者協議会」の皆様と、地元の君津市立小学校の皆様のお力添えをいただいたことに心から感謝申し上げます。
開校式で教えていただいたことのひとつは、「苗は4本ずつ植える。その4本が、秋になったらお米1600を実につける。もう一株、つまり8本の苗が3200粒をつける。その3200粒がお茶碗一杯の御飯です」でした。
さて、いよいよ本番の田植えです。天気は上々、植え方をもっとくわしく教えていただいたあと、さっそく田んぼに入ります。空は朝から晴れ渡り、気温はかなり上がるという予報でしたが、幸いなことに、田植えの時間帯は薄曇りでした。それでも、「足湯みたいだ」と言う子が出るぐらい、田んぼの水は温かったです。そして、初体験の子どもでも田植えができるようにと、協議会の方々が田の水をある程度抜き、田んぼに格子の印を付けて植える位置がわかるようにしてくださっていました。
本校児童に貸してくださった田んぼの面積は、20アールです。1アールは100平方メートルですから、20メートル×100メートルの広さです。子ども達は、最初は泥に戸惑いながらも、次第にこつを覚えて次々と植えていきました。協議会の方々が、そばで指南してくださったり、苗がなくなったら運んできて子ども達に渡してくれたりと、それはそれは親切にしてくださいました。
地元の君津市立小糸(こいと)小学校の全校児童も、となりの田んぼで田植えを始めました。こちらは毎年の行事ということで、高学年の子が、植える場所の印を付けることをはじめ、1年生に植え方を教えてあげる場面もあって、「さすが」と思わされました。
本校児童は、予定よりも早く20アールを植え終わり、小糸小学校の教室をお借りして着替えをすませ、校庭でお昼をおいしくいただきました。
田植えを通して、苗という命を見つめることができました。また、「国際」を校名に持つ本校ですが、国際人になるためにはまず日本人としてのアイデンティティが肝心です。この日は、「日本人する」機会をたっぷりさせていただいたと言えるでしょう。
秋には稲刈りが予定されています。次回は、小糸小学校との児童同士の交流も実現させたいものです。