秋雨が静かに窓ガラスを濡らす15日(土)。第一学年の教室では、業間休みから箱の形で頭がいっぱいの児童であふれていました。それは、1時間目の授業中に、ある問題が示されたためです。問題は、3辺がそれぞれ異なる、大小3つの箱を積み重ねた時に一番高くなる組み合わせを考えるものです。授業中に、児童の考えた組み合わせが似通っていたことで、担任の教員から「他にはないだろうか。」と問い直されたのです。業間休みになると、算数セットの模型を使いながら「先生、この方がさっきよりも高くなりました。」と喜んで見せに来る1年生。クラスメイトの間で、考えを出し合いながら試行錯誤を繰り返す児童の様子は、知的ではつらつとしています。結果として、次の授業の冒頭でそれぞれの箱の3辺のうち、最も長いものを高さとなる向きにして積み重ねるという結論を導き出すことができました。雨天で外遊びができなかったものの、「知的な熱」で汗をかいた1年生の様子は大変立派でした。
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