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「道草を…」 1年国語科 語彙の拡充指導(5月19日)

これまで1年生の国語科の学習では、平仮名の読み、書きをはじめとする基礎的な内容を順調に進めています。その中で、「これは難しいよ。けれども、知っていた方がいいよ。」と授業者が、そっと小声で話し始めると、発展的な内容の学習が始まります。その中でも1年生が、5月時点で学年配当漢字を音読できるというのは、多くの人に誇れる頑張りの成果の一つです。

それに加えて、本日から、慣用句やことわざなどの様々な言い回し表現に触れて、書いたり、話したりする活動の中に生かせるよう、語彙を豊富にしていこうという学習を始めました。

初回である本時は、「○○をくう」「○○をひく」などの言い回し表現を扱い、意味と併せて、音読しながら覚えていきました。児童の中には、意味を説明した後も、「くう」という動作が、「食べる」という本来の意義にこだわってしまい、「先生、寄り道をしても、家まで草には触ったことはしません。」と「道草を食う」という表現の意味をつかみにくい様子も見られました。そこで、児童へ図示を交えながら、ゆっくりと説明をすると、「分かりました。今日、帰ったら、お母さんに教えてあげたい。」と理解を深めることができたようです。

今後も、定期的にこのような発展的な内容を扱っていきます。